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応援

少年サッカー
2014.12.16

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応援席からの指示禁止。

 

少年サッカーでは、応援席からの指示出しが禁止されている。

 

我が子を応援するわけでアツくなるのは当然。

 

応援しているつもりでも、それが具体的な指示になっている事は珍しくない。

 

「縦!縦!」

 

「開け!」

 

「逆サイド!」

 

「フォロー!フォロー!」

 

「逃げろ!」

 

応援席からそんな声が飛ぶと、つい反応してしまう子供達。

 

子供が自分で判断してプレーする機会を奪っている。

 

指導者の意図、計画をも狂わせてしまう。

 

仮に判断ミスで失点してしまっても、それを修正するのは指導者の仕事。

 

子供と話すとよく分かるが、いちいち親に言われなくても、

 

ある程度の事は分かっている。

 

それを実感できたとき、子供が成長している事にも気付くわけだが、

 

よくよく考えれば、頭で分かっていてもプレーで表現出来ないのが試合でもある。

 

サッカーは、ひとつのボールをお互いのゴールに入れあうスポーツ。

 

勝敗は、ゴールの数で決まる。

 

ボールを相手のゴールに蹴り込もうとすると、そうはさせまいと相手が必死に邪魔をする。

 

お互い真剣勝負だから、当然練習のように上手くはいかない。

 

だから、試合中のミスや失敗は多くなる。

 

プロの試合でも失敗のほうが多い。

 

少年サッカーであれば、尚の事。

 

話が逸れたが、子供達を応援するという行為は実に難しい。

 

指示には当たらない、純粋な応援。

 

「がんばれー!」 (親に言われなくても試合なんだから子供は自分なりに頑張ってる。)

 

どれだけ考えても、僕の答えはただひとつ。

 

黙って観戦する。

 

これに尽きる。

 

自分もそうだったように、口出しせずにただそこで自分のプレーを見ていてほしい。

 

そういう想いが小学生の僕にはあった。

 

なつかしい。

 

どこの体育館であろうと、常に僕の母は応援に駆け付けてくれていた。

 

試合前も試合中も試合後も特に何か言うわけではなく、

 

ゴールを決めて母の方を見ると、ただ笑顔で拍手してくれていた。

 

結論、子供にとって親の応援はそれくらいで十分だ。

 

ゴールが決まったとき、ゴールを決められたとき、勇気づけるような応援。

 

あとは黙ってればいい。

 

ゴールが決まったとき、得点した選手ではなく、アシストした選手でもなく、

 

そのゴールが生まれた最初のキッカケを作ったDFの選手。

 

そんな、ゴールが決まったときに誰も声援を送らないような、

 

いぶし銀的な仕事をしているDFの選手に声援を送れる父親はかっこいい。

 

褒め称えられたDFの選手の笑顔もまた良い。

 

ただ、難易度は高い。。。

 

なので終始ビデオを撮って、声が入らないよう黙っているわけで(笑)

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